注目すべきは、台湾や香港、韓国などの最新トレンドを取り入れたハイブリッドな製法の台頭だ。湯種製法を独自に進化させた超高加水生地に、パイナップルケーキの技法を応用したクリスピーなフレンチトーストや、タロイモペーストと濃密なカスタードを包み込んだデニッシュなど、オリジナリティあふれる商品が店頭を飾る。
伝統的な欧州スタイルのハード系パンと、アジア特有のモチモチとした食感・優しい甘みの融合。この斬新なアプローチが、若い世代だけでなく、かつてハード系を好んでいたベテランのパン愛好家をも魅了している。異文化の技術が日本独自の繊細さと出会うことで、まったく新しい食のカテゴリーが誕生した。