T・レックス『Bang a Gong』改名の真相とロック史の秘密

T・レックス『Bang a Gong』改名の真相とロック史の秘密

T・レックス『Bang a Gong』改名の真相とロック史の秘密に関する注目トピックを分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

『Bang a Gong』を語る上で欠かせないのが、1971年にリリースされた歴史的名盤『電気の武者(Electric Warrior)』の存在です。アコースティック主体のフォーク・デュオ「ティラノザウルス・レックス」からエレクトリック路線へ舵を切り、グラムロックの様式美を完成させたアルバムの核となったのがこのトラックでした。

楽曲を駆動するのは、ロックの基本であるEコードを中心とした極めてミニマルなギターリフです。チャック・ベリー直系の伝統的なロックンロールをベースにしながらも、テンポを意図的に落とし、引きずるような重厚なグルーヴを作り出しています。

このシンプル極まりないリフを立体的な音響空間に仕立て上げたのが、名プロデューサーのトニー・ヴィスコンティです。マーク・ボランの粘り気のあるギターに、フロ&エディ(元タートルズのハワード・ケイランとマーク・ヴォルマン)による華麗なバック・コーラス、さらにはイアン・マクドナルドのサックスやリック・ウェイクマンのピアノが緻密に重ね合わされ、一度聴いたら抜け出せない中毒性を生み出しました。

山下 哲也
Author

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。