ピアッシングをプロに依頼する前に、自分の鼻の構造をあらかじめセルフチェックしておくことは、失敗を防ぐ上で非常に有効だ。やり方は至ってシンプルである。清潔にした親指と人差し指で鼻腔の中央部分(左右の穴を隔てる壁)を優しくつまみ、前後に滑らせてみてほしい。硬い鼻中隔軟骨のすぐ前、鼻頭の柔らかい皮膚のすぐ後ろに、指先で触れると薄く柔らかい「肉の窪み」が存在することが確認できるはずだ。
ただし、鼻の構造には当然ながら個人差がある。軟骨が大きくスイートスポットが極端に狭い人や、左右の非対称性が強い人も少なくない。自力で位置を決め打ちしてセルフピアスを行うのは、斜めに針が入ったり、神経を傷つけたりするリスクが極めて高い。自身の指感覚でスイートスポットの位置を把握しつつも、最終的なアングル設定や深さの決定は、信頼できるプロの施術者に委ねるのが最も確実なアプローチだ。