この問題の起源を辿ると、かつての匿名掲示板『5ちゃんねる』に投稿されていた数々の体験談に行き着く。当時は「メシマズ妻」というスラングと共に、個人の悲惨な失敗談や痛烈なエピソードが、半ば自虐的なエンターテインメントとしてネット上で消費されていた。
しかし時代が下るにつれ、このモチーフは単なるネットの文脈にとどまらなくなった。書籍やWebメディアへと波及し、現代では『エッセイ漫画』の定番ジャンルとしてすっかり定着。すれ違う夫婦のリアルを描いた『夫婦日常コメディ』として共感を呼ぶ一方で、笑いごとでは済まない実生活の切実な摩擦に焦点を当てた作品も増加している。