福生はサブカルチャーや日本のポップミュージック史にとっても極めて重要な聖地である。作家の村上龍が芥川賞を受賞したデビュー作『限りなく透明に近いブルー』は、1970年代の福生の米軍ハウスや若者たちの退廃的で瑞々しい日常を鮮烈に描いた。
また、伝説的ミュージシャンの大滝詠一が主宰した「ナイアガラ・レーベル」のスタジオ(福生スタジオ)が置かれていたことでも知られ、数々の名曲がこの地から生み出された。カルチャーシーンを揺るがしたレジェンドたちが魅了された独特の自由さと空気感は、今も街のあちこちに息づいている。