切断手術を生き延びた後にも、極めて過酷な試練が待っている。肢体を失った人々が再び歩み、自立した生活を取り戻すためには、専門的な義肢装具・リハビリテーション医療が不可欠だ。しかし、瓦礫と化した街にそのような高度医療インフラはほとんど残されていない。
義肢の装着には、成長に合わせた調整や長期にわたる理学療法が必要となる。だが、ガザ地区内では義肢の材料や専門技師が圧倒的に不足しており、多くのアンプティ(切断障害者)が車椅子すらなく松葉杖一本で避難民キャンプのぬかるみを移動せざるを得ない。成長期にある子どもたちは、急速な骨の成長に伴って再手術や義肢の再調整が必要となるが、その医療機会はほぼ完全に閉ざされている。