ネット掲示板やSNSでは「シティタワー麻布十番は芸能人の巣窟」「パパラッチが張り込めば誰でも撮影できる」といった極端な言説が散見されますが、実際の現場には大きなギャップが存在します。
最大の盲点は、「タワマンに住むこと自体が完全な匿名性を担保するわけではない」という物理的限界です。どれほど地下駐車場や内廊下が整備されていても、日々のUber Eatsや出前館の配達員、宅配業者、清掃スタッフなど、多数の部外者が共用部を行き来します。フードデリバリーの伝票や置き配の荷物から住戸番号や居住者が特定されてしまうリスクは常に付きまとっており、超有名人クラスになると専用のスタッフに買い出しを依頼するケースも少なくありません。
また、「芸能人はずっと同じタワマンに住み続ける」というのも誤解です。週刊誌にマンションの外観やエントランス周辺の特徴が一度でも掲載されてしまうと、安全上の理由から即座に契約を解除し、赤坂・六本木・南平台・代官山などの別のハイグレードレジデンスへ転居する事例が珍しくありません。シティタワー麻布十番は常に一定数の著名人が循環しているものの、固定されたひと握りの人々だけが住み続けているわけではないのです。