アジア最大級の国際的クラフトイベントである東京ビッグサイトの「デザインフェスタ」。数千ものブースがひしめき合う熱気の中で、焼き菓子店「ハニーハニーキス」が提供したマフィンが異変の引き金となった。購入者が口にした瞬間、納豆のような糸引きや異臭を感知。直後に下痢や嘔吐といった症状を訴える声が多発した。
問題となったマフィンは、イベント数日前から過密なスケジュールの中で製造されていた。製造場所である都内の施設から運ばれた商品は、防腐剤不使用を掲げていたにもかかわらず、保冷設備を欠いた過酷な環境に置かれていた。焼き上がりの冷却不足や湿度の管理漏れが重なり、短期間で爆発的な菌の増殖を招いたとみられている。現場での目撃談や購入者の証言は、極めて深刻な管理欠如を示していた。