チョッパーの原点を語る上で外せないのが、ヤブ医者でありながら不屈の信念を持っていたDr.ヒルルクと、医術の師匠であるDr.くれは(ドクトリーヌ)の存在です。
雪山で行き倒れていたチョッパーを救い、家族として迎き入れたヒルルクは、チョッパーに「ドクロは不可能をものともしない信念の象徴」だと教えました。しかし、不治の病に侵されていたヒルルクを助けようと、猛毒のアミウダケを万能薬と信じて持ち帰ったチョッパーの純粋さは、悲劇的な別れを招きます。
「人はいつ死ぬと思う? 心臓を銃で撃ち抜かれた時……違う。不治の病に侵された時……違う。猛毒キノコのスープを飲んだ時……違う!! ……人に、忘れられた時さ…!!!」というヒルルクの遺言は、漫画史に残る屈指の名言として今なお語り継がれています。
ヒルルクの死後、140歳を超える名医Dr.くれはのもとで6年間にわたる猛勉強を重ね、チョッパーは超一流の医術を体得。「おれが“万能薬”になるんだ!! 何でも治せる医者になるんだ!! だって…この世に治せない病気はないんだから!!」と涙ながらに叫んだ誓いは、彼の行動原理の根幹となっています。