HIKAKINに限った話ではない。2011年当時、多くの著名人や一般ユーザーがSNSで不確かな情報を拡散した。その中でHIKAKINが今も名指しで批判され続ける理由は、彼の影響力の大きさにある。フォロワーが数千万人に達する人物の言葉は、普通の人間のつぶやきとはまるで重みが違う。
影響力のある発信者に対して社会が高い倫理基準を求めるのは自然なことだ。しかし同時に、10年以上前の発言を現在の価値観だけで裁くことにも慎重であるべきだという声もある。当時は専門家でさえ情報が錯綜し、正確な判断が難しかった時代だった。
重要なのは過去を責め続けることよりも、今後どのように行動するかだ。HIKAKINほどの影響力を持つ人物が、福島の食材を積極的に取り上げたり、正確な科学情報を発信したりする機会を持てば、それは何百万人もの意識を変える力を持つ。