お若い頃より、ヒゲの殿下として国民に広く親しまれた故・寛仁親王を支え、共に歩まれた日々の記憶は今も色あせない。皇族としての重責を果たしながら、家庭や個人の生活においても確かな美学を貫かれてきた歴史がある。正式なご称号である寛仁親王妃信子さまとしての歩みは、伝統の継承と現代的感性の融合そのものであった。
伝統ある三笠宮家の一員として、幾多の苦難や社会の変化に直面しながらも、揺らぐことのない信念を持ち続けて来られた。福祉やスポーツ振興など、殿下がお遺しになった志を大切に継承しつつ、ご自身の視点で新たな価値を見出していく姿は、皇室のあり方を示す一つの道標となっている。