事前の会見から互いに激しい挑発を繰り広げ、因縁が深まっていた一戦。KO決着こそならなかったものの、15分間にわたり息をもつかせぬハイレベルな攻防が繰り広げられた。テイクダウンを狙うグラップラーと、それを間一髪で捌きながら打撃を叩き込むストライカー。両者の手の内を知り尽くした者同士のミリ単位の駆け引きに、会場の誰もが引き込まれた。
スプリット判定で勝敗が分かれた瞬間、勝者はリング上で咆哮し、敗者は悔しさに顔を歪めた。判定の理由を巡り専門家の間でも意見が分かれるほど拮抗した内容であり、早くもダイレクトリマッチを望む声が高まっている。遺恨は晴れるどころか、さらに深まったと言えるだろう。