東ゴルトー共和国の宮殿階段前で繰り広げられたユピーと討伐軍の戦闘は、戦力差を戦術と覚悟で埋めようとする人間側と、戦いの中で進化する怪物との壮絶なチェスゲームでした。
突入直後、シュート=マクマホンは命を削る捨て身の時間稼ぎを敢行。ユピーの猛攻で重傷を負いながらも気迫で立ち向かうシュートの姿は、ユピー自身の心に初めて「敵に対する認知の揺らぎ」を生じさせました。さらにメレオロンの不可知能力「神の不在証明(かみのパーフェクトプラン)」と連動したナックルの「天上不知唯我独損(ハコワレ)」により、ユピーには利息付きのオーラ貸与ポットクリンが憑依。オーラ破産(ト・ビ)を狙う討伐軍の包囲網が完成しかけます。
しかし、突如乱入したキルア=ゾルディックの電撃念能力「神速(カンムル)」による猛攻がユピーを襲います。疾風迅雷・雷光石火による超高速のスタン連撃を受け、ユピーは完全に身動きを封じられました。だが驚くべきことに、キルアの全力連打を受けてもユピーの強靭な肉体には致命傷どころか決定的なダメージすら入っていませんでした。キルア自身もオーラ切れの前に撤退を余儀なくされ、ユピーの鉄壁の耐久力が討伐軍の作戦をことごとく跳ね返したのです。