金物のまちとして数百年の歴史を刻んできた兵庫県三木市。この職人気質のDNAをハイウェイの現場へ大胆に持ち込んだのが、「播州金物・特産品振興プロジェクト」である。三木市の仲田一彦市長が掲げる地域産業の発信力強化という旗印のもと、サービスエリアはただの売店から「地域のショールーム」へと昇華した。
特設コーナーには、プロの料理人も愛用する包丁や切れ味鋭い園芸バサミ、美しく磨き上げられた伝統金物がずらりと並ぶ。ふらりと立ち寄った旅行者が、その造形美と機能性に足を止め、思わず買い求める姿は日常茶飯事だ。山田錦を使った地酒や地元銘菓とともに、地域文化の根幹がここで確かに息づいている。