共演する芸人たちが一様に口にするのが、西田のワードチョイスの奇妙さと正確さだ。誰も思いつかない角度から言葉を引っ張り出し、それでいて一瞬で聞き手の頭に映像を浮かばせる。この高次元な大喜利センスはどのように作られているのか。
彼は日常の些細な違和感や人間の滑稽さを、逃さず観察している。常人なら見過ごしてしまうような小さなポイントに光をあて、独自の言語センスで増幅させる。後輩芸人たちがどれほど研究し、対策を練って挑んでも打ち砕かれるのは、知識量ではなく「世界をどう見るか」という根本的な視点の違いがあるからだ。