テレビ画面ではパネリストを激しく怒鳴りつけ、議論を引っ張るアグレッシブな司会者として認知されている田原氏ですが、番組制作現場や知己の関係者が語る私生活の姿はまるで対照的です。
元テレビ朝日スタッフや出版編集者の証言によると、妻たちの闘病中、田原氏は深夜まで及ぶ生放送や取材の合間を縫い、毎日欠かさず病院に足を運んでいました。体調を崩した妻のために自ら食事を用意し、手を握りながら弱音を聞き続けたといいます。
ネット上の言論空間やSNSでは時折、「傲慢な論客」「家庭を顧みないワーカホリック」といったステレオタイプな批判が見受けられます。しかし、実際の田原氏は昭和の男性としては極めて稀なほど「妻への深い敬意とケア責任」を一身に背負い込んだ人物でした。公私を厳格に切り分け、どれほど過酷な看病生活の中にあってもスタジオでは一切の愚痴を漏らさず激論を仕切る姿勢は、現場のスタッフの間で語り草となっています。