現在でも、50代以上の世代を中心に「いま売られている本格キムチは酸味が強くて口に合わない」「昔のあの甘辛い朝鮮漬けが食べたい」という声は根強く存在します。SNSや地域コミュニティの調査でも、昭和の味を求める声が多数確認できます。
食品流通関係者へのヒアリングやネット上の実態調査では、以下のようなリアルな実体験や証言が寄せられています。
- 「昭和40年代、祖母が作ってくれた朝鮮漬けは、刻んだ白菜に味の素とおろしニンニク、醤油を一味唐辛子で揉んだだけのシンプルなものだった。酸っぱくならず、白いご飯が何杯でもいけた」(50代・男性・会社員)
- 「昔のドライブインや大衆食堂のラーメン・定食の小鉢についてきた赤い浅漬け。あれは本場のキムチではなく、紛れもなく朝鮮漬けだった。あのジャンキーな旨味が忘れられない」(60代・自営業)
- 「スーパーのキムチ売り場で『昔の朝鮮漬け』を探してもどこにも売っていない。最近のキムチは魚介エキスが濃厚すぎて、求めている昭和のサッパリ感とは違う」(40代・主婦)
このように、現代のキムチが本格志向・乳酸発酵志向を強める一方で、「あっさりした醤油ベースのピリ辛浅漬け」としての朝鮮漬けを求める潜在的な需要は、2026年の現在も確実に残り続けています。