ロティサリーチキンは部位ごとに脂質と肉質が大きく異なるため、それぞれの特性に合わせた調理法を選択することが失敗しないリメイクの鉄則です。
水分が少なくパサつきやすいむね肉・ささみは、細かく手でほぐしてソースやドレッシングを吸わせる料理に最適です。代表的なアレンジが「濃厚トマトクリームパスタ」です。ニンニクと玉ねぎをオリーブオイルで炒め、トマト缶と生クリームを合わせたソースに、ほぐしたむね肉を投入します。チキン自体にハーブと塩味がしっかり染み込んでいるため、余計な調味料を使わずとも奥行きのある本格的な味わいに仕上がります。また、マヨネーズ、粒マスタード、刻んだセロリやきゅうりと和えてトーストに挟む「デリ風チキンサンドイッチ」も朝食の定番として高い人気を誇ります。
脂が乗ってジューシーなもも肉・手羽部分は、スパイスやご飯との相性が抜群です。「スパイスチキンカレー」にする場合、炒めた玉ねぎとトマトに市販のカレールーまたはカレー粉を加え、一口大にカットしたもも肉を軽く煮込むだけで完成します。すでに肉の中心まで火が通っているため、長時間の煮込みによる煮崩れの心配がなく、短時間で深いコクを引き出せます。
さらに手軽さを極めるなら「絶品チキン炊き込みご飯」が外せません。研いだ米2合に対して通常の水加減をし、醤油大さじ1、みりん大さじ1、すりおろし生姜小さじ1を加えます。その上にほぐしたチキンの身と皮を乗せて通常通り炊飯するだけで、チキンの上質な脂と出汁が米の一粒一粒に染み渡る極上のごちそう飯が完成します。