「正直、外見だけでは100円ショップのものだと見分けがつきません」
都内のIT企業に勤める女性(27)は明かす。最近のダイソーやセリア、キャンドゥなどの大手100円ショップが展開する祝儀袋コーナーには、和紙の風合いを再現した特殊紙や、立体的な水引飾りが施された商品がずらりと並ぶ。かつてのような薄っぺらで安っぽい印象は影を潜め、一見すると文具店で500円以上で売られている高級品と見分けがつかないレベルに達している。
背景にあるのは、100均各社が近年力を入れる「高付加価値商品」の開発だ。100円の標準ラインだけでなく、300円〜500円帯のプレミアムラインブランドの拡充により、デザイン性と質感が劇的に向上。実用性だけでなく、見栄えを重視する消費者ニーズを見事に捉えている。