この危機的状況を打ち破る鍵として期待を集めているのが、日本国内に眠る「都市鉱山」の活用だ。廃棄された電子基板や各種産業スラグから高純度の金属を低コストで回収する技術が、急速に実用化段階へと入った。
特に脚光を浴びているのが、特定バクテリアを利用して有用金属を選択的に溶出・回収する「バイオリーチング」技術だ。環境負荷が高い従来の化学処理と比べ、二酸化炭素排出量を大幅に削減できるという。北九州市や秋田県小坂町といった伝統的な製錬の街から、新興バイオスタートアップと組んだ先進事例が次々と生まれている。