歴史を紐解けば、江戸時代の作家である井原西鶴が浮世草子でこの地のにぎわいを描いた時代にまでさかのぼる。大阪市北区の中核として発展を遂げてきたこのエリアは、時代ごとにその表情を変えながらも、常に粋と格式を重んじる文化を継承してきた。
昭和から令和へと至る過程で、街並みには世界的な建築家・安藤忠雄の手によるスタイリッシュなビルやコンクリート打ち放しのコンテンポラリーな建造物が溶け込み、伝統とモダンが共存する独特の景観を作り上げた。時代の荒波を乗り越えながら重層的な魅力を培ってきた点こそ、他の繁華街にはない圧倒的な底力だ。