華やかな現在の陰には、ファンに大きな衝撃を与えた3人の過去メンバーとの別れが存在します。なぜ彼らはM!LKを離れる決断を下したのか、その真相と歩みを冷静に検証します。
最初の大きな転機となったのは、2018年6月の山﨑悠稀の卒業でした。初期のメインボーカルとして甘い歌声で人気を博していた山﨑ですが、公式発表では「新たな自分の夢に向かって進みたい」という強い本人の意志が明かされました。アイドルという枠組みを超え、自らの信じる音楽表現を一から追求するための前向きな離脱でした。
その後、グループは2018年8月に新メンバー3名(山中柔太朗、曽野舜太、宮世琉弥)を電撃加入させ、7人体制としてリスタートを切ります。しかし、その体制は長くは続きませんでした。2026年1月31日、結成時からの中心メンバーであった板垣瑞生と、新進気鋭の存在だった宮世琉弥の2名が同時に卒業を発表したのです。
宮世琉弥の脱退理由については、当時から「俳優業への本格的な専念」が一貫して掲げられていました。自身の名前の由来でもある「宮城から世界へ」という夢の実現に向け、演技の世界で勝負したいという覚悟の表れでした。事実、その後の宮世は話題のドラマに次々と出演し、若手実力派俳優の筆頭格としてブレイクを果たしており、当時の決断が決して安易なものではなかったことを証明しています。
一方、板垣瑞生もまた俳優としてのキャリアを最優先にする道を選びました。朝ドラ出演などを経て表現者としての個性を磨いていきましたが、後に事務所退所や様々な環境変化を経験することとなります。当時の現場取材や関係者の言及を振り返ると、7人体制下での方向性の模索や、グループ活動と過密な撮影スケジュールの両立という現実的なハードルが、彼らに決断を促した構造的要因であったことが窺えます。
重要なのは、これらの脱退劇が感情的な仲違いによる空中分解ではなかった点です。当時のラストライブで見せた涙の抱擁や、互いの道を尊重し合うやり取りは、それぞれの「自己実現」を尊重した結果としての旅立ちであったことを物語っています。