冷静に考えてみてほしい。阿笠博士の発明品は、現代の科学技術の枠を遥かに超えている。腕時計型麻酔銃、キック力増強シューズ、そして探偵バッジ。これらを個人で開発・製造できる資金力と技術力はどこから湧いてくるのか。
さらに不可解なのは、灰原哀(宮野志保)との関係性だ。組織を脱走した彼女を真っ先に保護し、その正体を知りながらも共同生活を送っている。APTX4869の成分やデータを解析し、解毒薬の試作品を作ることすら可能にしているその頭脳。組織の元研究員である灰原のバックアップがあるとはいえ、阿笠個人のスペックが高すぎるという指摘は、極めて論理的だ。