青函トンネルの建設は、昭和の「世紀の大プロジェクト」だった。数々の出水事故と闘い、尊い命を犠牲にしながら完成した歴史がある。竜飛海底駅の遺構は、その血と汗の結晶そのものだ。現在、地元自治体や保存団体は、この歴史的価値をデジタルアーカイブ化する動きを進めている。
3Dスキャン技術を用いてトンネル内部を精密に記録し、VR(仮想現実)で体験できるコンテンツの開発も進んでいる。これにより、物理的に現地を訪れることが難しい世界中の人々にも、この偉大な土木遺産を伝えることが可能になる。リアルとデジタルの融合が、新たな価値を生み出しつつある。