あの異様な動きを見れば誰しもが気づく。着ぐるみの中にいる人物の身体能力が、明らかにタダモノではないということに。素早いダッシュ、低い姿勢からの跳躍、そして大人の男性をも引きずり回す圧倒的な腕力。一説には元格闘家やダンサーが現場を支えているとも噂されるが、公式には一切の謎に包まれている。
夏場の Hokkaido でも車内やイベント会場の内部は灼熱地獄だ。その中で数時間にわたり四足歩行を維持し、全力で暴れ回るパフォーマンスは、まさに命がけのアートと言っていい。妥協を許さないプロ意識が、観客に単なる「ぬいぐるみ」ではない本物の恐怖と興奮を与えている。