2人の出会いは2016年10月、世界的指揮者エサ=ペッカ・サロネン率いる英フィルハーモニア管弦楽団の来日公演に、ティロ氏が客演のために東京を訪れていた夜のことでした。
語学堪能で知られる中谷美紀さんが都内の飲食店に立ち寄った際、偶然同じ空間に居合わせたティロ氏と居合わせ、言葉を交わしたことが全ての始まりです。芸能関係者の証言によると、誰に対しても気取らず自然体で接する中谷さんの知的な英語力と凛とした佇まいにティロ氏が強く惹かれ、中谷さんもまた彼の飾らない紳士的な人柄と芸術への深い造詣に深い敬意を抱いたといいます。
その後、国境を越えた真剣交際へと発展。2018年11月、中谷さんは直筆の美しい書面を通じて結婚を正式に報告しました。当時、8歳の年齢差や文化・言語の違いが話題を呼びましたが、中谷さんは手記やインタビューで次のように語っています。
「世界中を旅しながら自らの足で立ち、芸術を追求する彼の生き方に深く共鳴した」
お互いがすでに成熟したプロフェッショナルとして確立されていたからこそ、年齢差や国籍の違いは障壁になるどころか、互いの世界を広げる豊かな推進力となりました。依存や束縛とは無縁の、精神的に自立した大人の結合でした。