華奢でひょろひょろとした一本立ちの幹をいくら曲げても、ボリューム感のある美しい姿には仕上がりません。インテリアとして圧倒的な存在感を放つ樹形を作るには、ウンベラータの幹を太くする方法とウンベラータの剪定と曲げ木を高度に連動させる必要があります。
幹を太くするための最大の原動力は、「日光・風・葉の枚数」です。成長期である5月〜9月にかけては、レースのカーテン越しなどの柔らかい光をたっぷり浴びせ、サーキュレーターや自然の風で幹に適度な揺れ(物理刺激)を与えます。植物は風による揺れを感じると、自立を強化するためにエチレンを放出し、幹を横へ太く発達させる性質(接触形態形成)を持っています。
さらに、幹のカーブの頂点付近にある成長点をあえて適期にピンチ(摘芯・剪定)することで、頂芽優勢が打破され、曲がりの外側から勢いのある側枝が複数吹き出します。この側枝に葉を多く茂らせて光合成量を最大化させることで、枝の根元である主幹部分に栄養が集中し、幹がグングンと力強く太っていきます。
ウンベラータの成長期の手入れとして、5月〜9月の間は2週間に1回程度の液体肥料(規定倍率に薄めたもの)と、2ヶ月に1回の緩効性化成肥料をバランスよく与え、十分な肥大成長のエネルギーを供給し続けましょう。