アプリを初めて起動した際、何気なく「常に許可」を選択してしまうユーザーは少なくありません。しかし、この選択には重大なプライバシー侵害のリスクが潜んでいます。「常に許可」を与えられたアプリは、画面を閉じている間や夜間の就寝中であっても、ユーザーの緯度・経度データを数分単位でバックグラウンド収集し続けることが可能です。
セキュリティ専門機関の調査や利用規約の分析によると、一部の無料アプリや広告トラッキング型サービスでは、収集した移動履歴を「統計データ」として外部のデータブローカーへ提供している事例が報告されています。毎日の通勤ルート、立ち寄る商業施設、さらには深夜に滞在する「自宅の正確な番地」まで、行動パターンが完全にプロファイリングされる危険性があるのです。
また、不要なバックグラウンド通信とGPSチップの常時稼働は、iPhoneのバッテリー寿命を急速に縮める直接の原因になります。「バッテリーの減りが妙に早い」と感じる場合、特定のアプリが裏で位置情報を取得し続けているケースが大半を占めています。