日本テレビ系で放送された『花咲舞が黙ってない』は、2014年の初代(杏主演)と2026年の新シリーズ(今田美桜主演)で、それぞれ異なる時代背景とアプローチを取り入れています。初代の杏版は、モデル出身ならではの長身とシャープなスーツの着こなし、不正を絶対に許さない凛とした「正義の鉄槌」を下すヒーロー像が視聴者を惹きつけました。平均視聴率も第1シリーズが16.0%、第2シリーズが14.5%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)という圧倒的な高水準を記録しています。
一方、今田美桜版では「理不尽に怒り、傷つきながらも立ち上がる等身大の銀行員」という人間味豊かなキャラクター造形が支持されました。上司である相馬健役も、初代の上川隆也から新シリーズでは山本耕史へとバトンタッチ。上川版の「穏やかで頼もしい保護者的バディ」に対し、山本版は「飄々としながらも抜群の切れ味を見せるベテラン行員」として新風を吹き込みました。さらに初代で相馬を演じた上川隆也が、新シリーズでは舞の叔父(花咲健)役としてレギュラー出演した演出は、往年のファンを大いに歓喜させました。