SNSや美容コミュニティに寄せられる「朝は完璧だったのに会社に着いたら顔が割れていた」という悲痛な声を集計すると、共通する生活習慣と塗布テクニックの誤謬が浮き彫りになります。
都内のメイクアップスタジオで指導を行うトップアーティストの手記によると、受講者の約7割が「スキンケアの水分が乾ききらないうちに下地を擦り込んでいる」実態が判明しています。肌表面に遊離した水分や油分が残った状態でベースを重ねると、乳化が崩壊し、均一なフィルム(膜)が形成されません。
また、リキッドファンデの塗り方におけるスポンジの使い方も成否を分けます。手で雑に伸ばした後に乾いたスポンジで強く擦ると、皮膚表面の微細な皮むけを逆立ててしまい、うろこ化に拍車をかけます。水を含ませて固く絞ったスポンジを用い、垂直方向に「置く」ように優しくタッピングする動作が不可欠です。
手軽さで支持を集めるクッションファンデのムラ防止においても、パフの全面にファンデーションをベッタリ取ったまま肌に乗せる使い方はNGです。中蓋の裏で必ず量を調整し、余剰な油膜を作らないことが、ひび割れを防ぐ鉄則となります。