劇場版三部作の目玉である無限城での決戦。中でも冨岡義勇と竈門炭治郎がタッグを組み、上弦の参・猗窩座に挑む戦闘シーンは、アニメーション制作スタジオ「ufotable」の技術的到達点とも称されている。
至近距離で繰り出される破壊殺の猛攻に対し、義勇は寸分の狂いもなく刀を振るう。極限の緊張感の中で発現した「鬼殺隊の痣」は、彼の身体能力を爆発的に跳ね上げ、水ノ呼吸の精度を神域へと押し上げた。観客が息を呑んだのは、ただ技の派手さだけではない。死線を超えた者だけが到達する静寂の境地――そこにあったのは、凄惨な戦場を浄化するかのような圧倒的な美しさだった。