SNS上での反応は冷酷なまでに分かれた。
批判派が主張するのは「進行の妨げ」だ。「泣くのは仕方がないが、泣きすぎて試合のリズムが完全に壊れた」「プロのトーナメントなのだから、最低限の自己コントロールが必要だ」という論理である。画面越しに見る彼らにとって、テニスコートは神聖なエンターテインメントの場であり、そこでの遅延は許しがたいノイズなのだろう。
一方で、擁護派は怒りを露わにする。「相手はボランティアの子供だ」「時速100キロを超えるボールが突然当たれば、大人でもパニックになる」と。この二極化は、現代のスポーツ観戦者が抱える「消費者のエゴ」と「人間性への配慮」の対立を浮き彫りにしている。