スマホの画面をスクロールすれば、怪しげな印を結ぶ若者の動画が次々と流れてくる。TikTokやInstagramで「#陰陽道」のハッシュタグが数億回再生される異様な光景が、2026年の日常だ。このブームの原点にいるのが、かつてお茶の間を凍りつかせたあの男である。彼がテレビで見せた容赦のないお祓いや、相談者の嘘を見抜く鋭い眼光が、タイパを重視するZ世代にとって「本物のリアル」として映っているのだ。
単なる懐古趣味ではない。情報過多で何が真実か分からない時代だからこそ、白黒をはっきりとつける彼の苛烈なスタイルが、現代人の迷える心に突き刺さっている。