戸外活動が心地よい10月は、園庭や近隣の公園で拾った素材を用いる10月 製作 どんぐり 落ち葉の活動が盛り上がりを見せます。しかし、現場の保育士への取材やSNS・保育コミュニティの生の声では、自然物ならではのトラブルや衛生管理に関する切実な報告が多数寄せられています。
都内の認可保育園で2歳児クラス担任を務める主任保育士は、現場のリアルな実態について次のように語ります。
「子どもたちが誇らしげに拾ってきたどんぐりをそのまま工作に使ってしまい、数週間後に展示ケースの中でゾウムシの幼虫が這い出て保護者からの指摘を受けたという事例は、毎年どこかの園で耳にします。また、乾燥してパリパリになった落ち葉を子どもが握りつぶして粉々になり、目に入りそうになるヒヤリハットもあります。事前の衛生処理と素材の選別は、保育者の最も重要な安全責任です」
現場で徹底すべき「自然物の下処理プロトコル」は以下の2点に集約されます。
- どんぐりの煮沸または冷凍処理:拾ってきたどんぐりは水洗い後、沸騰した湯で3〜5分間茹でるか、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫で1週間以上保管します。穴が開いているものや水に浮くものは内部に虫がいるため、この段階で確実に廃棄します。
- 落ち葉の清拭と保湿ラミネート:落ち葉は流水で優しく土を落とし、水気を拭き取った後に新聞紙に挟んで重しを乗せ、平らに乾燥させます。割れやすい葉は透明ガムテープやOPPシートで挟むことで、破片の飛散や誤飲を防ぐ加工を施します。