ネット検索で頻繁に浮上する「ポートプラザ福山 閉店理由と真相」というトピックですが、これは施設全体の閉館を意味するものではありません。その発端は、開業当初からB棟の核店舗として営業を続けていた「イトーヨーカドー福山店」が2019年春に完全撤退した出来事にあります。
当時、セブン&アイ・ホールディングスが推し進めていた地方店舗の構造改革と事業再編の波を受け、広島県内唯一のイトーヨーカドー店舗であった福山店が営業終了を決定しました。この発表は備後エリアに大きな衝撃を与え、「ポートプラザ自体が立ち行かなくなるのではないか」という根拠のない衰退説が一部で囁かれる事態となったのです。
しかし、真相は衰退ではなく「地域密着型ドミナント戦略への大転換」でした。跡地には、西日本で絶大な知名度と購買データを誇る株式会社イズミが名乗りを上げ、2019年夏に「ゆめタウン福山」としてリブランドオープンを果たしました。本州中四国エリアの消費動向に精通したイズミの手腕により、地場産品の強化や地域ニーズに即したテナント誘致が迅速に進められ、結果として来客数と客層の広がりを劇的に好転させる契機となりました。