鶏肉の部位と名前一覧!せせり・ぼんじり・ハラミの真相を完全解説

鶏肉の部位と名前一覧!せせり・ぼんじり・ハラミの真相を完全解説

鶏肉の部位と名前一覧!せせり・ぼんじり・ハラミの真相を完全解説の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

Web上や日常会話で散見される鶏肉に関する情報には、解剖学的な誤解や思い込みが少なくありません。正しい理解を持つことで、食材選びの精度はより高まります。

最も流布している誤解が、「鶏ハラミは牛と同じく横隔膜の肉である」という俗説です。前述の通り、鳥類には肺と腹腔を隔てる横隔膜が存在せず、呼吸は肋骨と胸骨の動き、そして体内に広がる気嚢(きのう)のポンプ作用によって行われています。したがって、流通している鶏ハラミは腹壁筋(腹横筋や内腹斜筋などの薄い筋肉群)です。牛の横隔膜のような内臓肉特有のレバー臭がなく、純粋な筋肉としての弾力と上品な脂を蓄えているのはこのためです。

もうひとつの盲点は「軟骨を食べれば手軽にカルシウムが補給できる」という神話です。焼き鳥店などでヤゲン軟骨を注文する際、「骨だからカルシウムが摂れる」と考えている人が目立ちます。しかし、軟骨の主要構成要素は水分、コラーゲン(たんぱく質)、コンドロイチン硫酸などのムコ多糖類であり、硬骨のようにリン酸カルシウムが骨化沈着しているわけではありません。低カロリーで優れたコラーゲン補給源であることは事実ですが、カルシウム摂取を主目的とするのは栄養学的な誤認です。

また、「皮さえ剥げば、どんな部位でも劇的に脂質を減らせる」という思い込みにも注意が必要です。むね肉やささみの脂質はほぼ皮下脂肪に集中しているため皮を剥ぐ効果は絶大ですが、せせりやもも肉の深部には、筋肉繊維の間に入り込んだ筋間脂肪が元々豊富に含まれています。完全な脂質コントロールを目指す場合は、単に皮を除くだけでなく部位自体の肉質特性を見極める必要があります。

山崎 陸
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山崎 陸

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