心電図の正しい貼り方完全解説!12誘導の電極位置と覚え方の裏ワザ

心電図の正しい貼り方完全解説!12誘導の電極位置と覚え方の裏ワザ

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胸部誘導の位置ズレを起こす最大の要因は、「肋間の数え間違い」です。鎖骨の下を第1肋間と誤認して数え始めるケースが多く見られますが、鎖骨の直下は第1肋骨であり、その下のくぼみが第1肋間となります。これを防ぐために不可欠な指標が「胸骨角(ルイ角:Louis angle)」です。

胸骨角とは、胸骨柄と胸骨体が結合する部分で、胸の中央を上から指で撫で下ろしたときに水平に盛り上がっている骨の隆起を指します。胸骨角のすぐ外側(左右両脇)に付着している骨が「第2肋骨」です。

  1. ステップ1:喉仏の下にある胸骨柄のくぼみ(頸切痕)から、指先を2〜3cm下方へ滑らせ、骨が隆起している「胸骨角」を確認する。
  2. ステップ2:胸骨角から指を右斜め下(または左斜め下)にスライドさせると「第2肋骨」に触れ、そのすぐ下のくぼみが「第2肋間」となる。
  3. ステップ3:第2肋骨から下へ向かって肋骨を1本ずつ指で跨ぎながら、「第3肋間」→「第4肋間」と確実に数え下りる。
  4. ステップ4:胸骨のすぐ右縁の第4肋間にV1(赤)、左縁の第4肋間にV2(黄)を貼付する。
  5. ステップ5:V2からさらに1肋間下がった「第5肋間」と、左鎖骨の中央から真下に下ろした線が交わる点にV4(茶)を貼付する。

V5・V6に関して多くの人が誤解しやすいのが、「肋間に沿ってナナメ上に貼ってしまう」点です。日本循環器学会等の標準ガイドラインにおいても、V5とV6は「第5肋間」ではなく「V4と同じ水平面上の高さ」に配置すると明確に規定されています。腋窩線に向かって水平に指を滑らせて装着することが重要です。

山口 彩花
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山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。