昭和29年、戦後復興と商店街の活性化を目指して高知商工会議所を中心に立ち上げられたのが、すべての始まりである高知よさこい祭りだ。現在、大会の運営および公正な審査を管轄するのはよさこい祭振興会であり、その審査基準は多角的に洗練されている。
評価項目は多岐にわたる。楽曲の完成度、衣装の美しさと変化の妙、地方車(じかたしゃ)の装飾と音響、そして何よりも踊り子たちの躍動感と笑顔である。街頭の特設審査員席では、熟練の審査員たちが細部にわたり鋭い視線を送る。地方車から流れるサウンドと地上で繰り広げられる群舞のシンクロ率、そして観客との一体感までが総合的に採点され、僅差の攻防が繰り広げられる。