阪神ファンの気質を象徴するのが、感情の振れ幅の大きさだ。9回裏の逆転サヨナラ勝ちが決まった瞬間、掲示板のサーバーは歓喜の書き込みで悲鳴を上げる。「神すぎる」「終身名誉監督にしてくれ」といった絶賛の嵐。しかし、翌日に救援陣が打ち込まれて逆転負けを喫すれば、一転して厳しい叱咤が怒涛のごとく押し寄せる。
この極端とも言える振る舞いこそが、虎党コミュニティの真骨頂だ。冷めた観客はここにはいない。全員が当事者であり、監督であり、打撃コーチの顔をして画面に向き合っている。試合の一球一球に対するリアクションの速さは、他のどの球団のファンコミュニティをも圧倒している。