開示報告書を手に入れても、専門用語や記号が羅列されているため、どこを見ればブラック状態なのか判断に迷う方が少なくありません。ここでは、最も利用者の多いCICの信用情報開示報告書を例に、異動情報の見方の要点を解説します。
チェック項目1:「お支払の状況」欄に「異動」の文字があるか
開示書面の中段右上にある「お支払の状況」というブロックを確認してください。ここに「異動」という太文字が印刷されていれば、その契約は紛れもなく金融事故として処理されています。その横に記載されている「異動発生日」が、延滞が確定した日付です。この「異動」が存在する限り、一般的なクレジットカードの新規作成や住宅ローンの通過は絶望的となります。
チェック項目2:「入金状況」欄の記号の並び
書面の下部に並ぶ過去24ヶ月間の支払いグリッド(マス目)は、金融機関が最も注視する信用ログです。マス目に並ぶ記号の意味は以下の通りです。
- 「$」:請求どおり正常に入金された(最もクリーンな評価)。
- 「P」:請求額の一部のみが入金された。
- 「R」:利用者以外からの入金があった。
- 「A」:お客様の都合でお約束の日に入金がなかった(未入金・延滞)。
- 「B」:お客様以外の理由で入金がなかった。
- 「-」:請求もなく入金もなかった(利用なし)。
- 空欄:カード会社等からデータ更新がなかった。
直近のマス目に「A」が1つある程度であれば、うっかり忘れとして大目に見られることもありますが、「A」が2〜3ヶ月連続で並ぶとカードの利用停止や強制解約に直結します。3ヶ月連続未納になると、前述の「異動」フラグが立ちます。
チェック項目3:「終了状況」欄の記載内容
契約がすでに終わっている場合、「完了」と書かれていれば完済して正常に契約が終了したことを示します。しかし、「貸倒」「移管」「法的免責」などの文言が並んでいる場合は、債権回収会社へ債権が譲渡されたか、破産等によって回収不能になったことを意味し、極めて重い事故情報として残存します。