皮むけが顔に生じた場合、社会生活における心理的ストレスは身体の比ではありません。メイクで隠そうとファンデーションを重ねた結果、かえって剥がれた皮が浮き彫りになり、惨憺たる状況に陥った経験を持つ人は大勢います。
日焼け皮むけ顔のスキンケア手順は、引き算のケアが絶対的な正解です。
【朝のケア】
・ぬるま湯洗顔(洗顔料の使用はTゾーンのみにとどめる)
・ヘパリン類似物質配合のローションまたは敏感肌用低刺激化粧水を優しくハンドプレス(パッティング厳禁)
・白色ワセリンを薄く顔全体に伸ばして水分を閉じ込める
・紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)の日焼け止めを擦らずにスタンプ塗りする
【夜のケア】
・クレンジングは摩擦の少ないミルクタイプやジェルタイプを選び、擦らず馴染ませてぬるま湯で洗い流す(オイルやシートタイプは絶対NG)
・洗顔後は朝と同様に水分補給とワセリンによる保護を徹底する
皮むけ期間中のファンデーション使用は極力避けるべきですが、どうしてもメイクが必要な場合は、ワセリンで肌を整えた後、敏感肌用のBBクリームやクッションファンデを軽く叩き込む程度にし、パウダーファンデーションなど粉体の強いものは粉吹きを目立たせるため避けてください。
そして、皮むけが終息に向かう段階で多くの人を悩ませるのが日焼け皮むけまだら色むら対策です。皮が先に剥けた部位は白くピンクがかった新しい皮膚になり、剥けていない部位はメラニンが沈着して茶色いまま残るため、肌がヒョウ柄のようなまだら状になります。
この色むらを解消しようと、スクラブやピーリングで剥けていない部分を無理に削り落とそうとする人がいますが、これは傷口に塩を塗るような行為です。正解は、剥け落ちた未熟な皮膚を徹底的に紫外線から守り抜くことです。
ピンク色の新生皮膚は紫外線に対する防御力がゼロに等しく、無防備に太陽光を浴びると一瞬で強烈なシミへと変貌します。皮むけが完全に終わり、赤みが引いた2週間目以降を目安に、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などの刺激が少ない美白有効成分を取り入れ、肌全体のターンオーバーが整うのを待つのが最も美しい仕上がりをもたらします。