国内外のドッグショーで獲得してきたタイトルの数は枚挙にいとまがない。JKC(ジャパンケネルクラブ)をはじめとする数々の舞台で最高賞を総なめにしてきた実績は、同犬舎の技術が客観的にも頂点にあることを雄弁に物語る。しかし、真に驚くべきはトロフィーの数ではなく、犬たちの「性格の良さ」だ。
神経質で無駄吠えが多いという、小型犬にありがちなネガティブなイメージは、彼らと対面した瞬間に覆る。堂々とした歩様、見知らぬ人間に対しても穏やかに尾を振る情緒の安定性。それは、幼少期から母犬や兄弟犬、そして人間スタッフからの濃厚な愛情を受けて社会化期を過ごした証拠にほかならない。ショードッグとしての気品と、家庭犬としての愛嬌。相反しがちな二つの要素が、完璧な調和を保っている。