警視庁による集中的な摘発作戦は、今や日常茶飯事となっている。私服警官によるおとり捜査や、防犯カメラの増設によって、かつてのように堂々と路上で客待ちをする光景は減りつつある。しかし、これで問題が解決したわけではない。
現場の様子は巧妙化している。女性たちは立ち止まるのをやめ、あたかも「ただ散歩をしている通行人」を装って歩き回るようになった。スマートフォンを使ったマッチングアプリやSNSのGPS機能と連動させ、路上で視線が合えば交渉が始まるという、よりステルス性の高い手法へとシフトしているのだ。見かけ上の人数が減ったように見えても、水面下での取引はむしろ活発化していると指摘する専門家も多い。