強制解約に直面した現場では、カードが使えない不便さ以上に、副次的なペナルティによる痛撃が利用者を襲います。掲示板やSNS上で報告される当事者の声を取材すると、共通して浮かび上がるのが「資産喪失の無力感」です。
「朝、コンビニでコーヒーを買おうとしたら決済できず、アプリを確認したらエラーコード2。前月まで10万ポイント以上保有していたのに、ログイン画面から先に進めず、ポイント口座残高がすべて消滅した」(30代男性・会社員の手記より)
楽天カード会員規約において、会員資格が取り消された場合、当該カードに紐づく楽天ポイントは原則として即時失効する条件が明記されています。通常ポイントであっても、カード会員退会と同時に紐付けが解除され、再取得は叶いません。楽天市場でのお買い物マラソンやキャンペーンで積み上げたポイントが、一瞬にして電子の藻屑と化す残酷な現実が存在します。
さらに深刻なのが、解約後に送付される残債一括請求の通知です。会員資格を喪失した時点で、利用者は「期限の利益(分割払いやリボ払いで月々支払う権利)」を喪失します。ショッピングリボの残高やキャッシング枠の未決済金が数百万円規模に上っていたとしても、書面に記載された期日(通告から2〜3週間以内)までに一括で全額を弁済するよう請求されます。手元資金がない場合、法律事務所やサービサー(債権回収会社)へ債権が譲渡され、法的手続きのカウントダウンが始まります。