一方で、手放しでの称賛ばかりではない。現場の教員陣からは、新システムの多機能化に伴う運用負荷への懸念も漏れてくる。
「成績入力のインターフェースが変更され、初回はマニュアルと格闘することになった」「小テストや課題提出の連携設定が複雑化し、授業準備に想定以上の時間がかかる」といった声も根強い。特にベテラン教員の間では、高度化するデジタルツールへの適応スピードに差が生じており、学内での操作講習会やサポートデスクの充実が急務とされている。システム自体のパフォーマンス向上と、それを使う人間側の熟熟度のバランスをどう取るかが、今後の定着化に向けた課題だ。