保育士にとって頭を悩ませるのが、日々の記録や月案に落とし込むクリスマス製作における0歳児の保育園指導案の策定です。厚生労働省が定める「保育所保育指針」の3つの視点(「健やかに伸び伸びと育つ」「身近な人と気持ちが通じ合う」「身近なものと関わり感性が育つ」)を踏まえ、月齢別の教育的意図を明確にする必要があります。
取材に基づく指導案の実例として、0歳児クリスマス製作のねらいは以下のように言語化されます。
- 低月齢(生後2〜6ヶ月):保育者と1対1でゆったりとスキンシップを取りながら、肌に触れる素材の温もりや心地よさを感じ、行事の温かい雰囲気を味わう。
- 中月齢(生後7〜9ヶ月):お座りやハイハイが安定する中、カシャカシャ鳴るフィルムや柔らかいお花紙など、異なる素材に自ら手を伸ばして触感の違いを楽しむ。
- 高月齢(生後10〜12ヶ月):指先を使って紙を丸めたり、袋の上から絵の具を押し広げたりする中で、自分の働きかけによって色や形が変化する面白さを経験する。
保育計画を立てる際、配慮事項として「子どもの機嫌や体調に合わせ、無理強いをせず少人数ずつ個別に実施すること」を明記しておくことが現場を円滑に回す鍵です。一人ひとりの探索行動を温かく見守り、指差しや喃語に保育者が共感的に応答することで、乳児は自己肯定感の根底にある情緒的安心感を育んでいきます。