英明高校野球部の急成長を語る上で欠かせない存在が、チームの礎を築いた香川智彦氏(現・総監督)です。かつて丸亀城西高校を率いて甲子園出場を果たした名将は、2005年の創部と同時に監督へ就任。「打撃重視」の豪快さと、相手の隙を突く鋭い戦術眼を融合させたチーム作りで、瞬く間に香川の高校野球勢力図を塗り替えました。
2018年秋からは、息子の香川純平氏が監督に就任し、親子の二人三脚体制へと移行。純平監督は父の勝負勘を受け継ぎつつ、現代の高校野球に即したデータ分析や柔軟なコミュニケーションを取り入れ、チームの完成度をさらに一段階引き上げました。
練習では徹底した反復ドリルに加え、走塁の判断力やカウントごとの打撃意識など「1球に対する執着心」を叩き込みます。選手自らが状況を判断して動く自主性を尊重する指導方針が、甲子園での緊迫した場面でも動じない判断力を生み出しています。