ネット用語としての嫌儲の読み方は一般的に「けんもう」と呼ばれ、一部では「けんちょ」とも読まれます。言葉の構成どおり「儲(もう)けを嫌(きら)う」という意味を持ち、主にインターネット上で誰かが金銭的な利益を得る行為全般に対して、強い不快感や疑念を抱く態度や思想を指します。
この言葉がネットスラングとして誕生した背景には、1990年代後半から2000年代初頭の「ネット空間は利害関係のない純粋な情報交換の場であるべきだ」という牧歌的な初期インターネットの空気感がありました。誰もが無償で知識や面白いネタを提供し合っていた空間に、広告収入を目当てとした商業主義が侵食してきたことに対し、古参ユーザーを中心とした強いアレルギー反応が「嫌儲」という言葉を生み出したのです。