インテリアを探す際、混同されやすいのが「アンティーク」と「ヴィンテージ」の境界線です。一般的に1930年代の米国通商関税法に由来する国際基準では、製造から100年以上が経過した美術・工芸品をアンティークと定義します。これに対してヴィンテージ家具は、およそ製造から30年以上100年未満のアイテムを指すのが通例です。
観賞用や工芸品としての性格が強くなるアンティークに比べ、ヴィンテージは「現代の日常生活でタフに使える実用性」を備えている点が決定的に異なります。良質なチーク材やローズウッド材など、現在では環境保護の観点から伐採・流通が厳しく制限されている銘木を贅沢に使用している点も大きな強みです。
日光や空気、人の手の油分に触れながら数十年を過ごした木肌は、新品には決して出せない深い飴色の艶を宿します。こうしたヴィンテージ家具の経年変化は、空間に置くだけで奥行きを生み出し、部屋全体の雰囲気を格上げしてくれる決定打となります。