沖縄県立南部医療センター・こども医療センターを受診する際、まず理解しておくべきは大病院と地域クリニックの機能分担です。国が推進する医療DXおよび医療機能分化の方針に基づき、当センターの一般外来を受診するには、原則として他の医療機関からの紹介状(診療情報提供書)が必要となります。
初診予約の手続きは、患者個人が直接電話するのではなく、まず地域の「かかりつけ医」を受診し、そこから医療機関経由で地域医療連携室を通して予約を取得してもらうルートが基本です。この連携予約を行うことで、診療科や担当医のスムーズな割り当てが行われ、当日の受付待ち時間を大幅に短縮できます。
紹介状を持たずに直接来院した場合、受診そのものが制限される可能性があるだけでなく、保険診療費とは別に国が定めた「特別の料金(初診時選定療養費)」が徴収されます。2026年現在、急性期中核病院における紹介状なしの初診選定療養費は医科7,700円以上に設定されており、家計への負担も決して小さくありません。救急搬送等の緊急事態を除き、まずは近隣のクリニックを受診して紹介状を取得することが、医療費と時間の双方において賢明な選択となります。